シュルト敗れる

昨日、阪神が負けかけていて、見ているのがイヤになって、
違うチャンネルをかけると、K−1開幕戦をやっていた。

どうやら、毎年12月にやる分の予選みたいなやつだ。
1回戦と言ってる。
そう言えば、昨年のK−1決勝は、
無敵のセーム・シュルト VS 暴君 ピーター・アーツ だった。
とっても感動的な試合だったので、
その観戦記をボクのホームページ日記にアップまでしたもんだ。
昨年アップした感動の記事

その昨年の決勝のカードが、なんと今年は、1回戦。・・・らしい。

去年、玉砕覚悟で突っ込んでいってもシュルトには敵わなかった。
今年、アーツはさらに年を重ね、シュルトは経験を重ねただろう。
もはや、シュルトの4連覇は誰も疑わない。
奇跡も起こりにくい相手だという事は、
昨年アーツが自らの戦法で証明したはず。

それでも韓国の会場の観客は、奇跡を信じていた。

カーン、始まった。
ピーターアーツが突っ込む。去年と同じだ。
数発のパンチ、ローキックがあたっているのだが、
1つフック、前蹴りで、イーブンとなってしまう。
大歓声の後押しはあるもののこれでは、06 07 と全くいっしょである。

1ラウンド終了。
たぶんイーブン。あるいはシュルトが取っただろう。

2ラウンド目、全く前回と同じようにアーツが突っ込み、
数発のパンチ、ローキックを放つ。
シュルトが囲って、ひざを出そうとするが、
アーツが下がるか、抱きついて逃れる。
下がった場合、06年ダウンをくらった前ゲリ、
抱きつきは強烈フックの餌食になる。また、同じである???

ん?? ちょっと違う。シュルトの攻撃の番のとき、
まだ、アーツが攻撃している。やめない、息をつかない。
だから、まともに当たる1発が出る。
シュルトが下がり始める。明らかに、劣勢の下がり方だ。
大歓声がそれを証明する。
どうやら、アーツが押しているようだ。
間違いなく2R目は取った。

運命の3R目。
シュルトも、もはや自分のペースを守っている場合ではない。
が、なんと、先手を取りに行ったのはアーツだった。
このラウンドをイーブンなら勝てるはずだ。
だが、攻撃は最大の防御とばかりに、左右のストレート。
引き際に伝家の宝刀、ノリカ曰く「渾身のロー」。

残り1分を切る。まさかシュルトが負ける?
会場の歓声は、もはや絶叫に変わっていた。
(藤原のり香も解説どころではなく絶叫、涙声モード)
カンカンカンカンカン、しゅうりょうーーー。

ジャッジを聞くまでもなく、アーツの勝ちだろう。
シュルトは全く良いところがなく敗れ去った。
強い事だけが、魅力であったシュルトには誰も声をかけない。
ちょっとかわいそうだった。

ジャッジ2−0
20世紀最後の暴君、ピーターアーツ勝利。
そう言えば、ピーターは言っていた。
「ワンマッチなら、オレは勝てる」と・・・・。
なるほど、それを証明した試合だったな。


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